地下鉄延伸を見据えた今、後悔しない土地活用の考え方

福岡市では現在、地下鉄の延伸や車両の6両化など、交通インフラの見直しが進められています。

 

前回のコラムでは、こうした動きが福岡市西部エリアの暮らしや不動産価値に、どのような変化をもたらすのかについてご紹介しました。

前回の記事「地下鉄延伸と6両化が変える、福岡西部の暮らしと不動産価値」はこちら

 

では、こうした環境の変化を前に、土地を所有している側は何を基準に活用を考えるべきなのでしょうか。

 

姪浜駅

 

今回は、地下鉄延伸を見据えた今だからこそ考えたい「土地活用の考え方」に焦点を当てていきます。

 

「完成してから考える」では遅い理由

交通インフラの話題が出ると、「実際に完成してから判断しよう」と考える方も少なくありません。

しかし不動産の世界では、評価や需要の変化は完成後に一気に起こるのではなく、計画が具体化し、将来像が見え始めた段階から静かに動き出します。

 

路線延伸の検討や整備計画が進むことで、エリアの見られ方が変わり、住みたいと考える人の層も少しずつ変化していきます。

それに伴い、住宅に求められる条件や暮らし方のイメージも更新されていきますが、こうした変化は表立って見えるものではありません。

 

だからこそ、完成を待ってから動くのではなく、「この街は今後どう変わっていくのか」「どんな暮らしが求められるようになるのか」をあらかじめ想像し、準備しておくことが大切です。

将来を見据えた視点で土地活用を考えることが、結果として後悔の少ない判断につながっていきます。

 

これからの土地活用で重視すべき3つの視点

地下鉄延伸を背景に、土地活用を考える際には、いくつか押さえておきたい重要な視点があります。

中でも、特に意識したいポイントは次の3つです。

 

遊休地

 

1.将来の「借り手・住み手」を具体的に思い描けるか

以前は、「駅に近い=需要がある」という分かりやすい図式が成り立っていました。

しかし現在では、住まいに対する価値観が大きく変化しています。

通勤ルートが複数確保できるか、子育てしやすい環境が整っているか、静かな住環境と利便性のバランスが取れているか。

こうした点を重視して住まいを選ぶ人が増えており、「誰に住んでもらうのか」を具体的に想定した土地活用が、これまで以上に重要になっています。

2.土地の条件に無理をさせていないか

収益性を優先するあまり、敷地の広さに合わない集合住宅を計画したり、周辺環境と調和しない建物を建ててしまったりするケースも見受けられます。

また、将来的な修繕や管理の負担が、想定以上に大きくなることも少なくありません。

こうした無理は、長期的に見ると大きなリスクにつながります。

 

地下鉄延伸によってエリアの注目度が高まるからこそ、土地の特性を踏まえた、無理のない持続性のある活用が求められます。

3.長く安定して続けられるか

一時的な利回りだけでなく、空室リスクはどの程度か、管理や修繕の負担は現実的か、将来の選択肢を残せる計画になっているか。

こうした「続けやすさ」も重要な判断基準となります。

 

交通利便性が高まるエリアでは、住み替えやライフステージの変化に対応できる、柔軟な住まいが選ばれやすくなります。

その意味でも、柔軟性を持った土地活用は、将来にわたって安定した運用につながりやすいと言えるでしょう。

 

なぜ今、「戸建賃貸」という選択肢が現実的なのか

こうした判断軸を踏まえると、近年注目を集めている戸建賃貸は、地下鉄延伸を見据えた今、非常に現実的な土地活用の選択肢の一つと言えます。

戸建賃貸は、比較的コンパクトな土地でも計画しやすく、周辺の住宅街ともなじみやすい点が特徴です。

また、駐車場を確保しやすいことから、ファミリー層や共働き世帯といった、安定した需要も見込めます。

 

エクリュ上峰

 

さらに、「将来的には持ち家を考えているが、今は賃貸で暮らしたい」と考える層にとって、戸建賃貸は無理のない住まい方として選ばれやすくなっています。

集合住宅に比べて生活音を気にしにくく、子育て世帯にも適した環境を提供できる点も、その理由の一つです。

 

ただし、ここで大切なのは「戸建賃貸が正解」という結論を出すことではありません。

重要なのは、これから街がどのように変わっていくのか、そしてその中でどのような住まいが求められるのかを見極めることです。

 

戸建賃貸は、今後の街の変化や住まいのニーズに合致した選択肢の一つとして、検討に値する存在だと言えるでしょう。

 

地下鉄延伸は、土地活用を見直すきっかけ

地下鉄の延伸や車両の増結による混雑の緩和、移動のしやすさの向上は、単なる交通の話にとどまりません。

それは、街の使われ方や人の動き、そして住まいに求められる価値が変わり始めているサインでもあります。

 

  • 今はまだ何もしていない土地
  • 活用方法を決めきれずにいる土地

 

そうした土地こそ、これから起こる街の変化を見据えて考え始めることで、新たな可能性が見えてくるかもしれません。

 

土地活用に唯一の正解はありませんが、考え始めるタイミングはとても重要です。

地下鉄延伸を一つのきっかけとして、ご自身の土地がこれからどのように活かせるのか、少し立ち止まって考えてみることが、将来への安心につながります。

 

街の変化を味方につけながら、無理のない、そして長く続けやすい土地活用を、一緒に考えていければと思います。

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ライター:森田 貴大 AM事業部

 

森田貴大

不動産売買全般と土地活用のご提案として『戸建賃貸エクリュ』の建築に携わっております。

CPM(不動産経営管理士)の理論を基に投資分析を行い、資産運用のお手伝いをいたします。

また、『戸建賃貸エクリュ』だけでなく、お客様の大切な資産である土地を、どう活用していくことが最善なのかを提案いたします。

 

不動産の購入や売却、資産運用など不動産に関するお困りごとがあれば、是非是非お気軽にご相談ください。

 

「所持資格」

CPM®(公認不動産経営管理士)/宅地建物取引士/相続アドバイザー