新型コロナウイルスが不動産業界にもたらす影響とは
みなさんこんにちは!
新型コロナウイルスによる影響が各地で拡大しています。
毎日のように新たな感染者情報が公開され、高知県、新潟市、仙台市、東京都、北海道、名古屋市より、
今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の患者9名が報告されました。(2020年2月29日)
大型テーマパークも休園を決定しましたし、全国の学校が臨時休校になるなど、
社会的な大問題となっていることはいうまでもありませんが、
不動産業界にも少なからず影響を及ぼしています。
①工期の遅れ
ユニットバスやトイレなどの住宅設備は、中国で多く生産されています。
中国の生産活動が停滞している影響により、部品の品不足につながっています。
賃貸の繁忙期に合わせてリフォームや新築工事を行っている人にとっては深刻な問題です。
②内見がキャンセルに
案内予定だった賃貸のお客様が、新型コロナウイルス感染防止のため外出を控えるということで、
内見が続々キャンセルになっているようです。
スマートフォンの普及により、物件の内見もネット予約が多くなっていますし、
不動産会社の立ち合いなしにスマートロックで鍵を開けて見学できるセルフ内見も普及しています。
今回の影響で、店舗に行かずに物件探しをするという人が加速しそうです。
③インバウンド需要の減少による民泊や簡易宿所などの経営悪化
2020年1月27日より中国政府は中国人の海外団体旅行を禁じました。
団体旅行が全体の3分の1程度を占めるといわれる訪日中国人を含め、
日本のインバウンド需要にかなりの悪影響をもたらしています。
訪日中国人観光客数は近いうちに少なくとも30%以上減少するだろうとも言われており、
経営破綻、事業継続が困難になったという旅館や宿泊施設もあるといいます。
④申告期限の延長
国税庁より、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、
申告所得税(及び復興特別所得税)、贈与税及び個人事業者の消費税(及び地方消費税)の
申告期限・納付期限について、2020年4月16日まで延長する旨の発表がされました。
多くの人が集まる場所での感染の危険性を減らすことが第一に重要だと考えたからです。
あくまで上記であげた不動産業界への影響は一例ですので、そのほかにも様々な局面での影響はあると思います。
新型コロナウイルスによる感染者はこれからも増加することが予想され、
各方面に影響が広がっていく可能性は高いでしょう。
そして何より各方面への影響もそうですが、
まずは私たちが感染しないように手洗いやうがい、適度な湿度を保つなど健康管理に気を付けましょう。
土地活用の悩みや、賃貸経営でのご相談などございましたら、
ご連絡のほど是非よろしくお願い申し上げます。
担当者 AMエスコン事業部 森田 TEL:092-791-8460