仮設住宅の課題と改善
こんにちは、エスコンの森田です。
皆さまは仮設住宅というと、どういう印象をお持ちでしょうか?
災害等で家に住めなくなった時に、一時的に暮らすことが出来る建物であるという認識は持っているのですが、
どんな建物か、また課題はあるのか等、詳細を知っている方は少ないのではないでしょうか?
実際に災害が起き、仮設住宅に住まざるを得ない状況に置かれないと考えないものです。
しかし、仮設住宅の課題はまだまだ山積みで、
夏は暑くて冬は寒く、結露でカビが生えやすい上、隣の音も響きやすいといった状態です。
一時的な住まいとはいっても、一定の質の確保は必要ではないでしょうか?
仮設住宅は主にプレハブ工法で造られています。
プレハブ工法とは、建物の材料を工場で造り、建築現場で組み立てる工法を指しています。
プレハブはあくまで、緊急性を要する緩和措置による建築物でしかありません。
とはいえ、緊急を要する中で時間をかけて作るのでは、避難している方達を待たせることになってしまいます。
建物の質と建築のスピードの兼ね合いが難しいところかと思われます。
東日本大震災に続いて、今回の熊本の地震がありましたので、
もうどこで災害があってもおかしくはないと思います。
だからこそ、被災前の備えとして、耐震補強など災害に強い家にしておくことが大切です。
また冒頭に述べたように、仮設住宅に住まわざる状況に置かれないとイメージはしにくいものだと思いますが、
仮設住宅か、知人宅に住むのかなど複数の選択肢を意識して、
災害に見舞われた後をイメージしておくことも大切だと改めて感じます。
以前、当社ブランド賃貸戸建「エクリュ」建築を考えておられる方で、
地震保険の加入をご検討されている方が増えてきたという話をさせて頂きました。
http://www.escon-ecru.com/archives/2469
仮設住宅の改善もそうですが、補強や保険、被災時のイメージなど、
災害前に出来ることはやっておくというのが、現時点で重要なことではないかと思います。
土地活用の悩みや、賃貸経営でのご相談など
何かございましたら、是非とも宜しくお願い申し上げます。